★闘牛百話(593.)第117回秋の全島闘牛大会展望!!
★闘牛百話(593.)第117回秋の全島闘牛大会展望!!
闘牛の祭典!
秋の全島闘牛大会が今週の日曜日に迫ってきました。
今年の大会は、沖縄県闘牛組合連合会創立60周年記念大会です。
しかしながら、全体としては、少しこじんまりとなった感のある全島大会です。
特に三が日闘牛に主だった花形牛がごそっと持っていかれたのは大きいと思います。
全島大会が一番の大会でなければならないはずなのですが、様々な思惑が交錯し、そうはならない今の沖縄闘牛界の現状。
老婆心ながらどうにかならないかと憂いて久しくなります。
閑話休題
当日は、12時からオープニングアトラクションとして「肝髙の阿麻和利」の演出があり、12時半から開会式、13時対戦開始です。
入場料は、男性3千円、女性2千円、中高生千円、小学生以下は無料です。
注目の3階級のタイトルマッチは、以下の3組の戦いが組まれました。
長期安定政権を築きつつある重量級沖縄全島一闘勢琥珀!
今の沖縄では、向かうところ敵なしの感があります。
そして、長期休養から復活を果たしたベテランの誠月龍が押し出されるようにして挑戦牛に選ばれました。
’19春の全島大会以来の2度目の全島一挑戦です。
王者が絶対的有利な状況でどこまで善戦できるでしょうか。
中量級は、春の全島大会で王座に就いた南星阿炎(あび)の初防衛戦です。
無敗の刃誡皇(はかいおう)に付け入る隙を与えず、一瞬の押し込みからの腹取りで王座に就きました。
挑戦者は、柿乃花ホワイトフェイス!
沖縄入りして連勝を続けていましたが、今年に入り全勝工業カキヤーに惜しくも敗れました。
その後、復帰戦を快勝しましたが、戦力に陰りはないでしょうか。
南星阿炎の一瞬の猛攻に耐えられるかがポイントになりそうです。
軽量級戦は、源幸龍の王座返上に伴う新王座決定戦となりました。
このあたりの事情も良く分からない(公式な発表がない)のも腑に落ちないところではあります。
徳之島の軽量級王座に臨み敗れた後沖縄入りした戦勝荒鷲寿寛號(かずひろごう)は、
沖縄デビュー戦が、あの元沖縄軽量級全島一ファイティング大吉でしたが、ランク違いの強さを見せつけました。
この試合が評価されての抜擢だと思われます。
対するは、元沖縄軽量級全島一の常勝会テスリ華梨(かりー)!
’18年の夏の全島大会で龍神一輝を破り王座に就きましたが、初防衛戦で敗れ王座転落となりました。
しかし、軽量級戦線では常に一定のランクを維持しており、その闘志と得意の掛技は健在です。
シーの4番戦には、王者琥珀との決定戦に敗れたものの、その後連勝街道を走るイーグル王が登場します。
シーの5番戦には、中量級の猛者の一頭黒獣王が出てきます。
シーの8番戦は、若手の花形牛対決で、新力鼠と
嵐丸(らんまる)の対決に期待がかかります。
シーの9番戦は、ファイティング大吉の息子で4月のデビュー戦を快勝したファイティング大悟に
同じく9月のデビュー戦を快勝した友羽総業覇鬼のフレッシュ対決です。
封切戦のシーの10番戦には、今や封切戦のスペシャリストとして、勝っても負けても会場を沸かせるニブラが登場します。
封切戦からシーの8番戦までは、軽量級の軽快さと技のスリリングな展開が会場を沸かせること請け合いです(@^^)/~~~!!
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