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2011年07月25日

★旧暦6月24日の綱引き(2)

★旧暦6月24日の綱引き(2)

言葉足らずでしたので、追加して書きたいと思います。

現在は、稲藁は私の実家では取れません

そう、水田がもうないのです

稲作をしていたのは、1970年代前半までで、後半から1980年代にかけては、土地改良と区画整理が始まり、いびつな田畑が、きちんと四角く整理され、凹凸もなくなり、平坦になっていきました。

川もコンクリートで側面が固められ、水も管理されていきました。

フナもいなくなり、タナゲー(手長エビ)も姿を消しました

良かれと判断してきたことが、自然を台無しにしてきたのです。

これは、もう誰も責められないとは思いますが、長い目で見るということができなかったということは大きな反省です。





現在の綱は、大きなロープです。

何故、この時期に綱引きが行われるのか?

何故、綱引きなのか?


理解できている子供たちは、殆どいないと思います。

大人達でさえ、理解していない人が殆どです。

歴史を伝えていくことの意義は、大きいと思います。
  

Posted by ゆかり号 at 20:56Comments(0)沖縄の年中行事

2011年07月24日

★旧暦6月24日の綱引き

★旧暦6月24日の綱引き

旧暦の6月24日は、沖縄各地で綱引きが行われます。


何故?

この季節は、二期作の稲作の刈り取りが終わり、春の豊作に感謝すると共に、秋の豊作を祈る時季です。

収穫した藁を使い、綱を作り、その綱を作って綱引きをします。

沖縄では、藁は、畳みの原料であって、今話題の牛の飼料ではありません。

年中青草が採れる沖縄では、稲わらは家畜の飼料よりも、畳みの原料にこそ価値があったのです。

稲の収穫が終わり、干して乾燥した稲わらは、中間業者が買い取りに来るのです。

乾燥具合で値段が決まりますから、スコールを避けながら上手い具合に乾燥させるため、自宅の近くで干すのが一般的でした。

雨が降ると、大慌てで稲わらをかき集めて納屋や家の軒下に運んだのを覚えています。





本題の綱引きですが、昔で言う公民館で村中の老若男女が集い、一日を費やして稲わらを結い、大きな綱にしていきます。

そして、夜、綱引きが始まります。

祖国復帰前は、現在の県道を使用して、東(アガリ)と西(イリー)に分かれて綱を引いていました。

現在は、公道は警察の許可が要りますので、集落センターの広場で行っています。

子供たちは、竹細工で作った提灯を持ち、若者は、大太鼓と鐘、パータンクーというエイサーで使う小太鼓を打ち鳴らします。

2本の綱にカヌチ棒(カンヌキ棒)を通すと、綱引きが始まります。

2勝した方が勝ちで、かつては、大人と子供の決戦、男と女の決戦も行われていました。

何故か、勝つのは、子供と女衆と決まっていましたね。

教育的な意味合いも含まれていたのでしょう(*^_^*)。


今年は、デジカメを忘れてしましましたので映像がありませんが、来年は、きちんと映像を交えて、説明させて頂きます。

後世に引き継いでいきたい風習です。

しかし、久し振りに、鐘を叩いたので、腕が・・・・。

明日が心配です(*_*)。
  

Posted by ゆかり号 at 22:49Comments(0)沖縄の年中行事

2011年07月19日

★闘牛百話133.闘牛徒然草「片目の猛牛達」

★闘牛百話133.闘牛徒然草「片目の猛牛達」


今回の闘牛徒然草は、片目の闘牛を取り上げたいと思います。

最近の闘牛には、片目の牛はいませんが、1990年代には、個性的な片目の牛が活躍していました。

片目になる理由としては、試合中に相手牛の角が当たり怪我をしてしまう場合がほとんどです。

病気等で失明した牛は、そもそも闘牛としては不向きですが、試合中の怪我を克服して、闘志を維持していた牛達の根性には、頭が下がります。

当時の片目の牛は、「独眼竜」「山幸石松」の2頭が花形牛でした。

屋慶名組合独眼竜は、独眼竜正宗、伊達正宗から来た名前でしょう。

嘉手納組合山幸石松は、清水次郎長の子分、森の石松に由来する名前だと思われます。



山幸石松:出典「闘牛 沖縄(沖縄タイムス社刊)」


二頭とも見事な命名だと思いますが、名前を付けた方のセンスが光りますよね

思わず唸るような名前を付けるというのは、ファンの側からすると、とても大事なことだと思います。

牛の個性を尊重しているというか、名前に込められた牛主の思いというものが、ひしひしと感じられます。

今で言う中量級で活躍した両牛でしたが、勝ち方は様々でしたが、負け方には共通するものがありました。

それは何かと言うと、見えない側の目の方から攻められると弱いという点です。

見えない側から攻められると相手の動きが分からずに、防戦一方になってしまうのです。

しかし、片目のハンデをものともせず、いつも激しい闘いを見せてもらいました。

独眼竜石松のような牛は、もう出てこないでしょうか?


片目の闘牛というと、忘れてはならないのが、二代目ゆかり号です。

まんぷく光号に敗れ二度目の王座を追われた後、徳之島に遠征して、時のヒーロー誠大力との激戦で、対戦中に左目を負傷し、敗戦の憂き目に会いました。

しかし、その後、復活し、「10年に1頭の逸材」と言われた新和王との王座決定戦を制して、三度王座に就きました。

新和王は、ゆかり号を破って王座に就いたまんぷく光号を、逆転の腹取りで破って王座に就いた若手大型牛でした。

誰もが、無謀な対戦と思いながらも、「ひょっとして、まさかの大番狂わせがあるかも?」と、一縷の期待を胸に安慶名闘牛場で行われる春の全島闘牛大会に足を運んだものでした。

その時のゆかり号の闘い振りは、片目のハンデなど、全く感じさせない凄まじいものでした。

亡き父もそう言っていましたが、私は、この一番が沖縄闘牛史上随一の名勝負であると今でも信じています。

数ある沖縄闘牛の名場面の一番に、この戦いを挙げたいと思います。

  

Posted by ゆかり号 at 04:59Comments(0)名牛物語

2011年07月18日

★台風一過後のビーチパーティー

★台風一過後のビーチパーティー

台風6号の影響で、波浪警報が出ているため、宜野湾のトロピカルビーチは使用禁止。

折角のビーチパーティーは中止となりました。

しかし、担当したスタッフは、朝から現場で待機して、様子を伺っていました。

海は、荒れていて遊泳禁止、砂浜も使用禁止で、担当者と私は、ただ酒を飲むだけの野暮な男達(勿論、ビールはオリオンサザンスター!)。

が、話を聞いて、何人かの社員とその家族が次々と集まり、バーベキューのないビーチパーティーになりました。

時折くるスコールのような激しい雨と雨雲の襲来を受けながらも、沖縄の夏を楽しんだひと時でした。


ビーチパーティー


















  

Posted by ゆかり号 at 17:32Comments(0)沖縄の年中行事

2011年07月18日

★おめでとう!なでしこジャパン!!

★おめでとう!なでしこジャパン!!

先制され、追いつき!

延長も先制され、また、追いつき!

最後は、PK戦を制しました!

澤の同点ゴールも凄かったですが、

キーパーの鬼気迫るセーブが優勝を手繰りよせました!

おめでとう!なでしこジャパン!!
  

Posted by ゆかり号 at 06:42Comments(0)徒然日記

2011年07月13日

★闘牛百話132.闘牛徒然草「照天龍」

★闘牛百話132.闘牛徒然草「照天龍

少し古いのですが、平成3年から6年頃まで活躍した牛で、個人的にとても好きだった「照天龍(しょうてんりゅう)」という牛について書きたいと思います。

私が、ほぼ毎週闘牛大会を観戦に行っていた頃の話で、二代目ゆかり号の全盛期と重なります。

安慶名闘牛場の入り口は、下り坂になっていて、勢いよく飛び込んでくる牛は、それだけで勢いがついていますから、相手牛にとっては大きなハンデになります。

しかし、当時、入口から常に勢いよく飛び込んでくる牛は、そう多くなく、照天龍だけが、常に勢いよく飛びこんできて、観衆も思わず「おー!」と言う声が出てしまう勢いでした。

体は、860キロくらいで、角が程良く斜め横に鋭く曲がり、割り、掛け、どの技もこなす万能型の技牛でした。




たまたまデビュー戦を見て、この牛は強くなるぞ!と直感し、その後、照天龍の出る沖縄の大会は、全て観戦しました。

当時は、軽量級の横綱が創設された時期で、中量級というのがありませんでしたから、今思えば非常に中途半端な時期だったかもしれません。

デビューから連戦連勝で、沖縄では無敵を誇り、ゆかり牧場で行われた復帰記念全国大会の2日目(3日連続で開催されました)で、徳之島のインテリアニーズとの中量級王座決定戦と銘打って組まれた闘いに臨みました。

優勢に攻めた照天龍でしたが、長期戦になり、最後は、初めての舌出し後、自ら戦列を離れて、敗走しました。

今思えば、その一ヵ月前に、同じゆかり牧場での旧正大会に出ており、疲れが取れないままの全国大会出場ではなかったか?と今でも思いますが、しかし、相手は、船旅の疲れがあるというハンデを考えると、何とも言葉に窮してしまします。

ゆかり牧場で開催された全国大会は、初日が軽量級の統一戦で、天心赤蜂VS雲龍徳山号、二日目の中量級戦が、照天龍VSインテイリアニーズ、三日目の重量級戦が、ゆかり号VS前鉄筋一号、という今振り返ってみても超豪華な組み合わせでした

いずれも徳之島から遠征してきた牛達が激戦を制した闘いでしたが、後の全国横綱天心赤蜂が八重山代表で、軽量級に出ていたのが面白いですね。

その後、赤蜂はどんどん大きくなり、当時の猛牛の代名詞にまでなった名牛です。

照天龍の話をしたつもりでしたが、ゆかり牧場の全国大会の話まで広がっていましました。

時々、思いい出したようにかつての名牛の話題も徒然に取り上げてみたいと思います。
  

Posted by ゆかり号 at 21:14Comments(1)名牛物語

2011年07月13日

★競馬徒然草「アグネスフライトの種牡馬引退に思う!」

★競馬徒然草「アグネスフライトの種牡馬引退に思う!」

アグネスフライト種牡馬引退!の報道が出たのは一昨日のこと。

競馬好きの友人と、ひとしきりアグネス一族について語り合いましたが、少し自分なりに思うことを綴ってみたいと思います。

2000年のダービー馬アグネスフライト(父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ)。

皐月賞馬エアシャカールとの壮絶な叩き合いの末鼻差勝利をものにし、騎手河内洋に初のダービージョッキーの栄冠をもたらしました。

その時のダービーは、東京競馬場でライブで観戦していましたから昨日のように思い出すことができます。

皐月賞で惜しい2着だった、かつて勤務した牧場の生産馬、ダイタクリーヴァの応援に駆け付けたダービーでした。

しかし、パドックに登場したリーヴァを見て、その体躯、体形では、24百メートルのダービーは、距離がもたないな~!と諦めました。

胴詰まりの体形は、一族独特の、明らかにマイラーそのものでした。

一方、垢ぬけた馬体が一際目を引いたのが、皐月賞馬エアシャカールでした。

チャチャカして落ち着きが無く、完成途上を思わせる首刺しの高い体形は、秋にはどれだけ強くなるのだろうと期待させるのに十分な雰囲気を持っていました。

対照的なのが、がっちりした体格で、落ち着きがあり、首刺しも低く、ゆったりと周回する栗毛の馬体がアグネスフライトでした。

現時点の完成度では、この馬が一歩リードしている!というのが、その時の印象でした。

リーヴァの応援に来て、他の馬の馬券を買うわけにもいかず、リーヴァの単勝馬券のみを買い、一緒に居た友人達には、アグネスフライトエアシャカールの馬券を勧めたのを覚えています。





ダービーの勝ちっぷりは見事でしたし、血統も、母が桜花賞馬にして、オークス2着のアグネスフローラ

その母アグネスレディーは、オークス馬と、平成の華麗なる一族と言っても良いほどの血統で、父がサンデーサイレンスとくれば、種牡馬としての価値は高まる一方だったと思います。

しかし、その後の成績が振るわず、しかも、一歳下の弟は、言わずと知れたアグネスタキオン

兄が故障等でもたもたしている間に、4連勝で皐月賞を制した後、早々と故障で種牡馬となり、社台スタリオンステーションで、鳴り物入りのデビューとなりました。

ここが運命の分かれ目だったと思います。

全兄弟を同じスタリオンに繋留する意味はあまりなく、しかも成長力に疑問がもたれ始めての引退では、繋留先も、こう言うと失礼ですが、良い花嫁候補が集まりにくい浦河町の日高スタリオンステーションとなりました。

種牡馬としての成績は、何よりも遺伝力が問題ですが、どれだけ血統の良い、走る仔を生む良質の繁殖牝馬が集まるかに懸っています。

あの名門シンボリ牧場ですら、シンボリクリスエスを一流の種牡馬にするために、自分の手元から、優秀な繁殖牝馬の集まる社台スタリオンに繋留したほどですから。

メッカである、社台スタリオンに繋留されるかどうかは、その馬の将来に大きな影響を与えるだけに、優秀な弟に社台ファームを中心とした優秀な繁殖牝馬が集まり、アグネスタキオンの種付け権利を手に入れられなかった2番手、3番手の花嫁が、兄フライトのもとに集まったのです。

一番脂の乗りきっている時期である14歳での引退。

余生は、生まれ故郷の社台ファームで過ごすということですが、弟のタキオンも2年前に急性心不全で死亡しており、その貴重な血脈を残す意義はあるのではと思いたくもなりますが、次から次へと登場してきた同じ父を持つサンデー系の猛威の中では、コップの中の嵐でしかないのでしょうか。
  

Posted by ゆかり号 at 06:21Comments(1)競馬

2011年07月08日

★闘牛百話131.速報!夏の全島闘牛大会組み合わせ決まる!

★闘牛百話131.速報!夏の全島闘牛大会組み合わせ決まる!

8月7日(日)に開催される夏の全島闘牛大会の組み合わせが、発表されました。

中量級(970キロ以下)軽量級(850キロ以下)2大タイトルマッチがメインイベントですが、非常に楽しみな組み合わせが実現しました。

中量級は、横綱の一心力に対し、元無差別級の王者古堅モータース号が挑戦牛に決まりました。

瞬刹一心力に対抗できるのは、並みのパワーでは難しいと見たのか、或いは、同じクラスでは相手が見当たらないのか、体重を絞ってきたであろう元王者が抜擢されました。

春の全島大会では、横綱荒風号と激戦を展開したばかりの古堅モータース号ですが、疲れは取れたでしょうか。また、敗戦のショックから抜け切れているでしょうか。

この2点が勝負のポイントです。

はたまた軽量級は、春の全島大会無敗の王者闘将☆メカを破り王座に就いた成龍號が、辺土名ハチャーの挑戦を受けます。

私の上半期のベストテンでは、第3位に位置付けした軽量級のタイトル戦ですが、多くのファンは、この試合こそが上半期のベストバトルだ!、との評価がしきりです。

攻撃は最大の防御とはかりに攻め続ける王者成龍號に対し、巧みな角使いとスピードで相手をほんろうする辺土名ハチャー(4戦全勝)。

これは見ものですね!

その他では、軽量級注目の金功重機白王が登場します。

デビューから3戦目の闘い振りに注目が集まります。

以下、対戦表は、沖縄タイムスの紙面から引用致します。


 紅組      番付    白組

       中量級全島一
一心力     争奪戦   古堅モータース号


       軽量級全島一
成龍號     争奪戦   辺土名ハチャー

東昇舞虎龍    3    北真始皇帝

琉昇天力トラトラ 4    爆進パンダ

闘魂勇士ジュニア 5    赤野ヒーゲー

荒風キング    6    アウレ優志號

琉桜風吹     7    岩光力

金功重機白王   8    一心盛牛

蓮大砲      9    フカジリー 一撃

秀  侍     10    あかりパカパカ    
  

Posted by ゆかり号 at 05:39Comments(0)闘牛

2011年07月05日

★闘牛百話130.'11上半期の闘牛界を振り返る!

★闘牛百話130.'11上半期の闘牛界を振り返る!

あっという間に2011年も前半を折り返しました。

開催数が少ないながらも、激戦に湧いた上半期でした。

沖縄闘牛界の抱える課題も大きく浮き彫りになった上半期でしたが、7月は開催がなく、8月の夏の全島闘牛大会までは、ある意味牛も人も良い休養期間となりました。

全ての試合を観戦した訳ではありませんが、私なりの上半期の激戦ベスト10を挙げたいと思います。

<第1位>
荒風号VS古堅モーターズ号


春の全島大会の優勝旗争奪戦。荒風号の初防衛戦です。

意外と淡白な闘いになるかと思いきや、両牛持てるだけの力を出し切り、攻守が目まぐるしく入れ替わる大激戦になりました。

終盤は、どちらが勝ってもおかしくない激しい消耗戦になり、横綱戦にふさわしい息をのむほどの接戦でしたが、勝利への執念に勝る荒風号に軍配が上がりました。

名牛の名を襲名した二代目荒風号ですが、その名に恥じぬ見事な闘いだったと思います。





<第2位>
一心力VS東山大力

中量級の優勝旗争奪戦。一心力の二度目の防衛戦です。

東山大力も見事な角を持つ猛牛で、激戦が期待されましたが、一心力の目の覚めるような押し込みからの腹取り、打倒しが決まりました。

東山大力が力を発揮する隙も与えない、研ぎ澄まされた一心力の集中力に、場内に稲妻のような衝撃が走りました。

近年稀にみる瞬刹の激戦でした。





<第3位>
成龍號VS闘将☆メカ

軽量級の優勝旗争奪戦。守りのメカか、攻めの成龍號か、どちらの力が勝るか注目されました。

序盤から激し割り技を繰り出し、積極的に攻める成龍號ですが、メカの守りにことごとく攻め技を封じこまれ、長期戦に突入しました。

攻め疲れか、激しく横っぱらが波打つ成龍號に対し、必死の守りを見せるメカに一日の長があるかと思われた18分過ぎ、思わずメカが引き、この機を逃さずとばかりに攻めた成龍號の豪快な腹取りが決まりました。

新王者誕生の瞬間は、まさに劇的でした。


成龍號(左)



<第4位>
東山優武将VS靖富士

旧正大会のシーの2番戦。若手全勝対決で注目を集めた決戦でした。

攻勢に出たのは、靖士富士でしたが、優武将が腹取りを堪えて、直後に反撃し、大逆転劇を演じました。

優武将には、横綱候補の呼び声が高くなった大一番でした。

逆に負けた靖士富士は、その後春の全島大会に出場し、勝ち名乗りを上げ、続く父の日大会でも不戦勝ちながら、連勝し、負けた後遺症を感じさせないどころか、敗戦を薬にしたかのように攻めが鋭くなりました。

<第5位>
錦大龍無双VS爆進パンダ

オールスター春の大闘牛大会での注目のパンダ牛のリターンマッチ。

30分の長期戦を制したのは、沖縄入り6戦全勝の爆進パンダではなく、5勝1敗と一度負けたものの、徳之島時代に勝利している無双が見事返り討ちを果たしました。


錦大龍無双(左)



<第6位>
大尊笑軍ZVS舟田花形

父の日大闘牛大会の封切戦ですが、徳之島から遠征してきたパンダ牛大尊笑軍Zが、4戦全勝と勢いに乗る舟田花形と大激戦を演じました。

大会随一の技の攻防は、通をもうならせる激戦だったと思います。


大尊笑軍Z(右)



<第7位>
荒風号VS風神武蔵

三が日闘牛でのノンタイトル戦ですが、軽量の風神武蔵が横綱を相手に、17分もの激戦を演じました。

私は、善戦マンと武蔵を評していたのですが、いやいや、大変失礼しました!という感じですね。


<第8位> ーここからは、独断と偏見で、私の注目牛を取り上げます。-
東昇玄(はるか)

5戦全勝の中量級の雄。現チャンピオンの一心力に唯一黒星を付けた猛牛です。

故障から一年以上の休養がありましたが、春の全島大会で復帰。

危なげない勝利で、今年の活躍が期待されます。

<第9位>
金功重機白王

これも春の全島大会でしたが、石川タッチューに圧勝。今ではなかなか見ることができない、希少価値の褐毛和種で、軽量級に現れた期待の新星です。

辺土名ハチャーと並ぶ期待の若手です。





<第10位>
牛頭大王

徳之島からのトレード組みですが、敗戦後トレードされ、闘い振りが注目されましたが、好調の夢国を相手に完勝。

もう一二戦強豪との闘いを見てみたいところですが、その巨体から繰り出す技は圧巻です。


  

Posted by ゆかり号 at 06:08Comments(0)闘牛