2022年11月18日

★国際クルーズ船の再開・3月8日石垣港にウエステルダム!!

国際クルーズ船の再開・3月8日石垣港にウエステルダム!!

斎藤鉄夫国土交通省は15日の記者会見で、国際クルーズ船の受入を再開すると表明しました。

ダイヤモンドプリンセス号の集団感染事件の発生した2020年3月以降停止していた国際クルーズ船の寄港がいよいよ開始します。

業界団体が感染予防の指針を策定し発表し、クルーズ船の会社寄港先の自治体などと協議を行い、合意を得たうえで順次運航を再開するとのことです。

来年の3月8日シンガポール発の石垣港に寄港するのは、オランダ王国船籍でホーランド・アメリカ・ライン社のウエステルダム(Westerdam・82,348トン・285M、定員1,964名、乗組員862名)プレミアクラスの豪華客船です。

★国際クルーズ船の再開・3月8日石垣港にウエステルダム!!



クルーズ船のクラスとしたら一般のカジュアルクラス、その上のプレミアムクラス、一番上のラグジュアリークラスの、大きく分けて3段階に分けられますが、この船は中間のプレミアムクラスです。

’19年のクルーズ船の寄港回数は、国内外を合わせて2,867回、約215万人、旅行消費額は約800億円で一人当たり1回37,000円となります。

そのうち沖縄(本部港、中城湾港、那覇港、平良港、石垣港)への寄港回数は、581回全体の20%強を占め、那覇港は全国一の260回でした。

クルーズ客の旅行消費額は、カジュアルよりもプレミアムラグジャリーと単価も上がりますが、単純に平均単価をかけても、仮に定員を乗せてきたとしてウエステルダムの1回の寄港で落とされるお金は7千万円ほどになります。

経済効果という意味では、再開は歓迎すべきなのですが、課題も少なくはありません。

感染予防指針が徹底できるか?

その時の日本各地の感染状況はどうなるのか?

感染者が発生した場合の自治体の受入側の医療体制の余裕はあるのか?

バス、タクシーなどの移動手段と運転手の確保は十分にできるのか?

観光地の受入状況、受け入れ態勢は大丈夫か?

台湾有事が叫ばれている沖縄への寄港の安全性の保障はできるのか?

解決しなければならないことは余りに多すぎて、本当に対応可能かどうか心配の方が大きいですね。




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Posted by ゆかり号 at 04:22│Comments(0)クルーズ船情報
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