2019年06月07日
★闘牛百話(460).最近の闘牛界の動向に?-闘牛界の発展という視点と秩序・ルール!!-
★闘牛百話(460).沖縄闘牛界の動向に?-闘牛界の発展という視点と秩序・ルール!!-
春先の大会の際も、控えめにコメントさせて頂いていたのですが、
闘牛ファンとしては、最近の闘牛界の動向には、一抹の不安を感じています。
6月16日の父の日大会から7月14日まで、5連続の闘牛大会が組まれています。
6月の大会は、既にネット上では組み合わせも発表になっていますが、幾つか気になる点があるので、誤解を恐れずにコメントしたいと思います。
その前に、何故このようなことを私が発信するのかというと、私の闘牛に対する、見方、考え方の基本にあるのは、地元の闘牛ファンとして、沖縄の闘牛を楽しみ、そして、沖縄の闘牛が伝統文化として発展することを願いたいという思いが根底にあります。
まず第一に気になるのが、最近の闘牛界の動きを見ていると、目先の利益にこだわるあまり、闘牛界全体の発展を考えるという視点が薄れつつあるのではないかという懸念があります。
というのも、沖縄闘牛の醍醐味は、何といっても春秋の全島大会を頂点とするサバイバル戦を勝ち上がってきた牛たちの真摯なまでの戦い、激闘です。
単位組合の大会や、個人の興行は、いずれも全島大会を目指す牛たちの前哨戦であって、最終的には全島大会を目指すという目標をもっているはずですし、連合会の関係者も、全島大会を最高の大会にするために運営を行っているはずです。
ところが、最近の傾向としては、春秋の全島大会に最高のメンバーを揃えようという意識が闘牛界内部にないのではないかという疑問があります。
全島大会の前に有力牛の対決を持ってきて、その牛たちが全島大会には出場しないとか、全島大会よりも個人の興行の方に良い組み合わせを持ってきて、全島大会のメンバー構成が軽くなる傾向があります。
闘牛ファンが全島大会を面白くないと思い始めたら、どんどん闘牛離れが進んでしまいます。
そのうち、他の大会も人が集まらなくなっていくのは火を見るよりも明らかでしょう。
闘牛界を支えているのは、闘牛を飼っている牛主であり、闘牛関係者の皆さんであることは間違いのないところですが、闘牛を楽しむファンがいなくなっては闘牛は成り立たなくなります。
一つ一つの大会の成功や興行収入を意識するのは主催者としては当然のことだとは思いますが、「闘牛界全体の視点に立って」ということが意識されなくなっているような気がしてなりません。
二番目には、連合会としての秩序やルールがないがしろにされる傾向があるのではないかという懸念があります。
連合会の規則とか内規というものを見たことがないので、正確なところは分かりませんが、確か「横綱(全島一)が防衛戦を行うことができるのは、全島大会か連合会が認めた場合のみ」というルールがあったのではないかと思いますが、
今回は、全島大会終了直後の6月に重量級のタイトルマッチが組まれました。
連合会が認めたのなら、内規通りという理解でいいのですが、
普通の感覚だと、全島の激戦後の翌月に防衛戦を行うというのはあまりに牛にとっては過酷な条件です。
ファンとしては、大事な全島一(沖縄の宝)ですから、じっくり休養を取ってもらって万全な状態で防衛戦を迎えてもらいたいと願いますし、長く頑張ってもらうためにも無駄な消耗は避けてもらいたいと考えるのが一般的です。
ですので、このタイミングで防衛戦を認めるのは、連合会の見識を疑ってしまいます(内規を無視した興行なら大問題だと思いますが・・・)。
更に、楽な相手だから全島直後でも大丈夫!という感覚で防衛戦を組んだのなら、余りにも横綱の地位(タイトルフォルダーとして)の自覚がなさすぎます。
ファンにとって沖縄全島一は、沖縄闘牛の最高峰に君臨する存在ですし、その戦いは常に全島のファンが注目する戦いです。
横綱に挑戦するにふさわしい相手でなければ、(ファンの側からすると)防衛戦を行う価値はないというのが一般的な感覚でしょう。
過去にも事例はあるじゃないか!という反論もありそうですが、
今、沖縄の闘牛界が置かれている状況を考えると、過去にもあったんだからいいじゃないか的な適当な感覚では危ういと思います。
牛を飼う環境がどんどん狭められ、牛も牛主も減少傾向にあり、大会の回数も激減し、この中でファンを集める内容の試合を組むためには、
闘牛界が一致団結し、ファンが喜ぶ大会を運営し、人が確実に集まる全島大会については「さすが全島大会だよね!」と言われるような常に満足度200%の大会にしていかなければならないのではないかと思います。
中量級の全島一についていえば、3月の大会で激戦をこなし、5月の全島を圧勝したとはいえ、6月に試合を組み、そして、8月に夏の全島を迎えるというのは、牛にとって相当過酷なローテーションです。
楽な相手を選ぶから問題ない!というのであれば、全島一の価値が薄れてしまいます。
このほかにも幾つか指摘したいことはあるのですが、ファンの皆さんのご意見は如何でしょうか。
的外れな自分勝手な主張だというのなら、このブログは削除致しますが・・・。
もっと沖縄の闘牛を楽しみたい!
もっと沖縄の闘牛が盛んになって、地元客にも観光客にも見に来てらいたい!!
と、純粋に願っているのです!!
春先の大会の際も、控えめにコメントさせて頂いていたのですが、
闘牛ファンとしては、最近の闘牛界の動向には、一抹の不安を感じています。
6月16日の父の日大会から7月14日まで、5連続の闘牛大会が組まれています。
6月の大会は、既にネット上では組み合わせも発表になっていますが、幾つか気になる点があるので、誤解を恐れずにコメントしたいと思います。
その前に、何故このようなことを私が発信するのかというと、私の闘牛に対する、見方、考え方の基本にあるのは、地元の闘牛ファンとして、沖縄の闘牛を楽しみ、そして、沖縄の闘牛が伝統文化として発展することを願いたいという思いが根底にあります。
まず第一に気になるのが、最近の闘牛界の動きを見ていると、目先の利益にこだわるあまり、闘牛界全体の発展を考えるという視点が薄れつつあるのではないかという懸念があります。
というのも、沖縄闘牛の醍醐味は、何といっても春秋の全島大会を頂点とするサバイバル戦を勝ち上がってきた牛たちの真摯なまでの戦い、激闘です。
単位組合の大会や、個人の興行は、いずれも全島大会を目指す牛たちの前哨戦であって、最終的には全島大会を目指すという目標をもっているはずですし、連合会の関係者も、全島大会を最高の大会にするために運営を行っているはずです。
ところが、最近の傾向としては、春秋の全島大会に最高のメンバーを揃えようという意識が闘牛界内部にないのではないかという疑問があります。
全島大会の前に有力牛の対決を持ってきて、その牛たちが全島大会には出場しないとか、全島大会よりも個人の興行の方に良い組み合わせを持ってきて、全島大会のメンバー構成が軽くなる傾向があります。
闘牛ファンが全島大会を面白くないと思い始めたら、どんどん闘牛離れが進んでしまいます。
そのうち、他の大会も人が集まらなくなっていくのは火を見るよりも明らかでしょう。
闘牛界を支えているのは、闘牛を飼っている牛主であり、闘牛関係者の皆さんであることは間違いのないところですが、闘牛を楽しむファンがいなくなっては闘牛は成り立たなくなります。
一つ一つの大会の成功や興行収入を意識するのは主催者としては当然のことだとは思いますが、「闘牛界全体の視点に立って」ということが意識されなくなっているような気がしてなりません。
二番目には、連合会としての秩序やルールがないがしろにされる傾向があるのではないかという懸念があります。
連合会の規則とか内規というものを見たことがないので、正確なところは分かりませんが、確か「横綱(全島一)が防衛戦を行うことができるのは、全島大会か連合会が認めた場合のみ」というルールがあったのではないかと思いますが、
今回は、全島大会終了直後の6月に重量級のタイトルマッチが組まれました。
連合会が認めたのなら、内規通りという理解でいいのですが、
普通の感覚だと、全島の激戦後の翌月に防衛戦を行うというのはあまりに牛にとっては過酷な条件です。
ファンとしては、大事な全島一(沖縄の宝)ですから、じっくり休養を取ってもらって万全な状態で防衛戦を迎えてもらいたいと願いますし、長く頑張ってもらうためにも無駄な消耗は避けてもらいたいと考えるのが一般的です。
ですので、このタイミングで防衛戦を認めるのは、連合会の見識を疑ってしまいます(内規を無視した興行なら大問題だと思いますが・・・)。
更に、楽な相手だから全島直後でも大丈夫!という感覚で防衛戦を組んだのなら、余りにも横綱の地位(タイトルフォルダーとして)の自覚がなさすぎます。
ファンにとって沖縄全島一は、沖縄闘牛の最高峰に君臨する存在ですし、その戦いは常に全島のファンが注目する戦いです。
横綱に挑戦するにふさわしい相手でなければ、(ファンの側からすると)防衛戦を行う価値はないというのが一般的な感覚でしょう。
過去にも事例はあるじゃないか!という反論もありそうですが、
今、沖縄の闘牛界が置かれている状況を考えると、過去にもあったんだからいいじゃないか的な適当な感覚では危ういと思います。
牛を飼う環境がどんどん狭められ、牛も牛主も減少傾向にあり、大会の回数も激減し、この中でファンを集める内容の試合を組むためには、
闘牛界が一致団結し、ファンが喜ぶ大会を運営し、人が確実に集まる全島大会については「さすが全島大会だよね!」と言われるような常に満足度200%の大会にしていかなければならないのではないかと思います。
中量級の全島一についていえば、3月の大会で激戦をこなし、5月の全島を圧勝したとはいえ、6月に試合を組み、そして、8月に夏の全島を迎えるというのは、牛にとって相当過酷なローテーションです。
楽な相手を選ぶから問題ない!というのであれば、全島一の価値が薄れてしまいます。
このほかにも幾つか指摘したいことはあるのですが、ファンの皆さんのご意見は如何でしょうか。
的外れな自分勝手な主張だというのなら、このブログは削除致しますが・・・。
もっと沖縄の闘牛を楽しみたい!
もっと沖縄の闘牛が盛んになって、地元客にも観光客にも見に来てらいたい!!
と、純粋に願っているのです!!
この記事へのコメント
ゆかり号さんのご意見に一言一句違わず賛同します。現在も5月の全島大会前のような状況で、夏の全島に出れる牛が残るのかと思っていたところでした。春の全島は対戦数も一組減らした上に、戦績も全島に出れるような牛なのかと思う牛が多く見受けられました。年に数回沖縄本島まで足を運んで全島大会を見るのが楽しみでしたが今はその気も失せるほどです。闘牛ファンがいなければ闘牛も衰退の道をたどるのが必然です、今こそ連合会及び牛主の皆さんの再考を願いたいものです。
Posted by 不死鳥大好き at 2019年06月07日 07:30
不死鳥大好きさん、コメントありがとうございます(^^♪ 書こうか書くまいか悩んだのですが、春に続いて夏も、そして、この流れで行くと秋も、同様なことが起きそうだと感じましたので、書かずにはいられませんでした。このままでは、自分も全島大会すら行かなくなる日がくるのではないかと危惧しています。ただでさえ、様々な用事で闘牛観戦のl機会が減っている状況ですが・・・。
Posted by ゆかり号 at 2019年06月07日 08:41
絶対に誰かが声をあげなければ沖縄闘牛がダメになるので、ゆかり号さんの発信が闘牛関係者に届くのを願うばかりです。
Posted by 不死鳥大好き at 2019年06月07日 17:15
不死鳥大好きさん、現時点でこの記事に対するアクセス数は、414件です。いつも私の記事を読んでいる人以外の方々が目にしているのだと思います。多くの関係者の方々に刺激を与えられればば良いと思います。ファンの声として届いて欲しいと願います。
Posted by ゆかり号 at 2019年06月07日 17:47
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