2020年05月23日

★子牛のセリ市価格36.8%減!!農家の倒産(廃業)の危機((+_+))!!

★子牛のセリ市価格36.8%減!!農家の倒産(廃業)の危機((+_+))!!

新聞報道によると、5月子牛競り市場の平均取引価格前年同月比36.8%減(27万2517円)46万9720円になったとのことです。

去年の今頃は、74万2237円もした子牛のセリ市価格がですよ・・・!!

3月の時点では、60万円を切る状況でしたが、下落に歯止めがかからない状況になってきました。

アメリカとの2国間貿易交渉の結果、今年の1月1日からアメリカ産牛肉の関税率が38.5%から26.6%に引き下げられた影響で和牛の肉が売れなくなりましたが、

更にコロナの影響が追い打ちをかけて需要が大幅に落ち込み

あろうことか、伊江島の血統違いの問題が沖縄県産子牛の信用不振に繋がり、下落にさらに拍車をかけていると思われます。

★子牛のセリ市価格36.8%減!!農家の倒産(廃業)の危機((+_+))!!

沖縄の次世代エース種牛「茂福波」



需要の落ち込みによる枝肉価格の下落で成牛の価格が下がり肥育農家出荷もできなくなりますから、当然の結果として子牛を買い控えるようになります。

出荷できない肥育農家は、飼料代がかさみ、最終的には倒産(廃業)の危機にさらされます。

同じように、子牛の生産農家は、子牛が売れないと経費を回収できないばかりが、子牛が大きくなるにしたがって飼料代が膨らんでいくだけでなく、次々と生まれてくる子牛の飼育スペースも足りなくなり、これまた経営危機に直面することになります。

これは、酪農業にも、養豚業にも、養鶏業にも、あらゆる産業に、また日本全国、そして全世界共通することですが、

経済政策でどこまでカバーできるのか、雇用の不安もある中で贅沢ができない庶民にとって、先物買い商品券クラウドファンディングに参加するのも大変ですが、

まず、個々人にできることは、地場産品を消費することしかありません。




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