2018年04月08日
★祖母の13回忌、祖父の25回忌、二人の繰り上げスーコー(33回忌)!!
★祖母の13回忌、祖父の25回忌、二人の繰り上げスーコー(33回忌)!!
先週の日曜日は、亡き祖母の13回忌のスーコー(焼香)と
祖父の1年遅れの25回忌のスーコーでした。
つまり、祖母の13回忌と併せて祖父の25回忌を行うというものです。
そして、親族の会議で、同時に繰り上げスーコーということで、二人の33回忌を催すことになりました。

本来法事は、3回忌、7回忌、13回忌(以上をワカスーコー(若焼香))、25回忌(ウフスーコー(大焼香))、33回忌(ウワイスーコー(終わり焼香))と順序よく執り行うのが普通ですが、
最近は、繰り上げスーコーというのが行われるようになっています。
※33回忌は、ウワイスーコー(終わり焼香)の他に、神になるお祝いという意味で、イワイスーコー(祝い焼香)と呼ぶこともあります。
喪主の叔父(次男)は70代、台所を切り盛りする実質的な喪主である叔母(3女)は80歳です。
もし、祖母の33回忌を年次通りに執り行うと、叔母は100歳となります。
自分たちの足腰がしっかりしている今のうちに父母(祖父母)の33回忌を無事終わらせたいという思いから繰り上げスーコーを行うのです。
33回忌が出来ないという状況が最もあってはならないことで、
仮に自分たちが生きていたとしても、何もできずに孫やひ孫に任せる様なことは避けたいという気持ちがあります。
ということで、二男叔父、三男叔父(大阪在)、三女叔母、四女叔母、五女叔母には、思いの籠ったスーコーとなりました。
長男叔父は、戦時中防空壕代わりに潜んでいた墓の中で幼くして病死し、長女伯母は、若くして50代で亡くなり、次女である私の母は3年前に80歳で亡くなりました。
子供たち(自分達)で出来る最後の機会ということで、今回の繰り上げスーコーとなったものです。
25回忌(ウフスーコー)の祖父のお菓子は赤で、13回忌(ワカスーコー)の祖母のお菓子は白です。

33回忌の繰り上げスーコーも行うので、紅白のティンジカビ(天地紙)も用意しています。
ティンジカビは、昔は竹に差して横に置いていたようですが、最近は仏壇に張り付けています。
ギザギザの階段状になっていて、天に昇って33年経つと究極の悟りの境地に上り詰めるという意味があるようです。
重箱料理も、祖父のは、赤いかまぼこと色つきの餅が入り、

祖母のは、白いかまぼこと白いもちが入ります。

精進料理も祖父のは、ムイメー(盛り飯)は赤飯で、

祖母のは白飯です。

お昼をお供えし、お坊さんが来て法要が始まると全ての料理を祭壇に並べ、


一人ひとり焼香をしていきます。
最後にウチカビ(打ち紙)も燃やしますが、ここの風習ではお坊さんが帰ったあとで親族だけでウチカビを燃やしました。

ウチカビを燃やすボールは、アルミホイルを巻いて、火が広がらないように、また、ウチカビが飛ばないように工夫しています。
法要の最後は、屋敷のウガン(御願)です。
屋敷の四隅に塩、米、泡盛を三回ずつ撒き、最後に門口(じょーぐち)で右、左、真ん中に同じことをして、15本ウコーをつけて坊さんがお経を唱えて終わります。
昔の屋敷は、大工の棟梁であった祖父の立てたもので、木造で釘を一切つかっていない、梁が巡らされた天井の高い家でした。

家の周りも生垣で囲われていましたが、現在の家は鉄筋コンクリートです。
このような話も今私がブログに残しておかないと、誰も覚えていないでしょう。
夜は、仏壇に夕飯をお供えし、故人の思い出話をしながらお酒を酌み交わします。

焼香に来る人がいなくなると、最後に15本ウコーをつけ、皆で無事33回忌を終えたことを仏壇のご先祖様に報告しお開きとなります。
大きな仕事を終えた叔母達の顔には安どの表情が浮かんでいました。
先週の日曜日は、亡き祖母の13回忌のスーコー(焼香)と
祖父の1年遅れの25回忌のスーコーでした。
つまり、祖母の13回忌と併せて祖父の25回忌を行うというものです。
そして、親族の会議で、同時に繰り上げスーコーということで、二人の33回忌を催すことになりました。

本来法事は、3回忌、7回忌、13回忌(以上をワカスーコー(若焼香))、25回忌(ウフスーコー(大焼香))、33回忌(ウワイスーコー(終わり焼香))と順序よく執り行うのが普通ですが、
最近は、繰り上げスーコーというのが行われるようになっています。
※33回忌は、ウワイスーコー(終わり焼香)の他に、神になるお祝いという意味で、イワイスーコー(祝い焼香)と呼ぶこともあります。
喪主の叔父(次男)は70代、台所を切り盛りする実質的な喪主である叔母(3女)は80歳です。
もし、祖母の33回忌を年次通りに執り行うと、叔母は100歳となります。
自分たちの足腰がしっかりしている今のうちに父母(祖父母)の33回忌を無事終わらせたいという思いから繰り上げスーコーを行うのです。
33回忌が出来ないという状況が最もあってはならないことで、
仮に自分たちが生きていたとしても、何もできずに孫やひ孫に任せる様なことは避けたいという気持ちがあります。
ということで、二男叔父、三男叔父(大阪在)、三女叔母、四女叔母、五女叔母には、思いの籠ったスーコーとなりました。
長男叔父は、戦時中防空壕代わりに潜んでいた墓の中で幼くして病死し、長女伯母は、若くして50代で亡くなり、次女である私の母は3年前に80歳で亡くなりました。
子供たち(自分達)で出来る最後の機会ということで、今回の繰り上げスーコーとなったものです。
25回忌(ウフスーコー)の祖父のお菓子は赤で、13回忌(ワカスーコー)の祖母のお菓子は白です。

33回忌の繰り上げスーコーも行うので、紅白のティンジカビ(天地紙)も用意しています。
ティンジカビは、昔は竹に差して横に置いていたようですが、最近は仏壇に張り付けています。
ギザギザの階段状になっていて、天に昇って33年経つと究極の悟りの境地に上り詰めるという意味があるようです。
重箱料理も、祖父のは、赤いかまぼこと色つきの餅が入り、

祖母のは、白いかまぼこと白いもちが入ります。

精進料理も祖父のは、ムイメー(盛り飯)は赤飯で、

祖母のは白飯です。

お昼をお供えし、お坊さんが来て法要が始まると全ての料理を祭壇に並べ、


一人ひとり焼香をしていきます。
最後にウチカビ(打ち紙)も燃やしますが、ここの風習ではお坊さんが帰ったあとで親族だけでウチカビを燃やしました。

ウチカビを燃やすボールは、アルミホイルを巻いて、火が広がらないように、また、ウチカビが飛ばないように工夫しています。
法要の最後は、屋敷のウガン(御願)です。
屋敷の四隅に塩、米、泡盛を三回ずつ撒き、最後に門口(じょーぐち)で右、左、真ん中に同じことをして、15本ウコーをつけて坊さんがお経を唱えて終わります。
昔の屋敷は、大工の棟梁であった祖父の立てたもので、木造で釘を一切つかっていない、梁が巡らされた天井の高い家でした。

家の周りも生垣で囲われていましたが、現在の家は鉄筋コンクリートです。
このような話も今私がブログに残しておかないと、誰も覚えていないでしょう。
夜は、仏壇に夕飯をお供えし、故人の思い出話をしながらお酒を酌み交わします。

焼香に来る人がいなくなると、最後に15本ウコーをつけ、皆で無事33回忌を終えたことを仏壇のご先祖様に報告しお開きとなります。
大きな仕事を終えた叔母達の顔には安どの表情が浮かんでいました。
Posted by ゆかり号 at 06:25│Comments(0)
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