2022年09月24日

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、台風が通過してからは沖縄地方もかなりしのぎ易くなりました。

朝夕の風には秋の気配が感じられます。

20日(火)から彼岸の入り23日(金)が秋分の日26日(月)彼岸の明けになります。

沖縄では、彼岸の入りから明けまでに御願(ウガン)を行います。

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



旧暦に沿った行事ではないことから元々沖縄にあったものではなく、日本本土から入ってきた風習のようですが、彼岸の行事も沖縄風にアレンジされてきています。

大きな違いは、沖縄ではお墓参りにはいきません。

沖縄では、先祖供養家族の健康祈願五穀豊穣祈願を行うのが彼岸です。

火ヌ神(ひぬかん)仏壇屋敷の御願(うがん)も行うところが多いようですね。

お供え物は、本来なら重箱御三味(うさんみ・天と地と海(水)の恵み)9品7品お餅の重箱を、

ご先祖様用家族用をそれぞれ2対用意して、これを一組(チュクン)と言います。

が、最近では、消費しきれないので、チュクンではなく、1対(カタシー・片対)にするようになり、

更に、我が家では亡き母「食べきれるだけ作りなさい」という指示に従い、皿に盛って家族で食べられる量に変化していきました。

今年の彼岸は「お盆にも線香を挙げることができなかったから」ということで、急遽姉夫婦が昼前に来ることになり、

料理の準備が間に合わないため朝一でユニオンでお供え物を購入して実家に向かいました(*^_^*)!!

実家に就くと、急いで花木の取り換えからウチャトー(御茶湯)泡盛ヒヌカン(火ヌ神)盛り塩も取り換えます。

まずは、火ヌ神に手を合わせて、

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



それから仏壇に料理を並べました。

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



便利なもので、ユニオンにはこちらのニーズに合ったお彼岸用の料理が用意されています。

七品伝統的な御三味(ウサンミ)

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



お餅は食べきれないので、宜野湾の oinalianいなりずし9個と母が好きだったどら焼きなどのお菓子を奇数用意しました。

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



oinalianチキンも別に並べます(^^♪

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



我が家では、屋敷のウガンではなく、床の間にもウチャトー線香を挙げています。

★秋の彼岸の御願(ウガン)’22



この日のお昼は、帰る途中のお店で取ることにしていましたので、ウサンデー(御賛礼)した料理は夕飯の食卓に並びました(*^_^*)!!



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Posted by ゆかり号 at 04:39│Comments(0)沖縄の年中行事
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