2011年01月02日

新年の行事・四方拝

★新年の行事・四方拝

新年明けましておめでとうございます

今年は、曇り空で、残念ながら初日の出は拝めませんでした。

我が家の庭から撮影した東の空です。
新年の行事・四方拝



雲の間から太陽の光が差しているのが分かるでしょうか。平成23年元旦の東の空です。

大みそかは、家族が揃い、すき焼きを食べるのが我が家の習慣です。

屋敷の掃除をして、早目にすき焼きを食べ、ビールと泡盛を楽しみ、9時過ぎには寝ます。

除夜の鐘を聞かなくなりずいぶん経ちます。年越し蕎麦も食べなくなりました。

朝は、5時には起き、恒例の10キロ走に出かけます。

「一年の計は元旦にあり」を、かれこれ10年以上実行しています。

真っ暗な中を国道沿いに東に向かい、玉城城址をぐるっと一回りするようにして、玉城(たまぐすく)、百名(ひゃくな)、仲村渠(なかんだかり)、垣の花(かきのはな)、親ケ原(おやけはら)、喜良原(きらばる)、糸数(いとかず)、当山(とうやま)、富里(ふさと)、を巡り中山(なかやま)に戻ってくる10キロのコースです。

一年を振り返り、今年の抱負を考えつつ、小一時間の走り初めです。

今年も軽快に走り切りました。おきなわマラソンに向けて、まずは順調な滑り出しです。

一風呂浴びて、お雑煮を食べると、屋敷の四方拝を行います。
新年の行事・四方拝



四隅に線香をあげ、泡盛をささげ、門口(じょーぐち)に線香をあげた後は、台所の火ヌ神(ひぬかん)に線香をあげます。

左上に水、真ん中に泡盛を注いだお猪口、右はお茶の葉を入れた水、中の左は米、右は塩、そして、下には三枚肉が並んでいます。
新年の行事・四方拝



これを御膳に乗せ、今年一年の家内安全を祈念して四方拝を行います。

四方拝が済むと、床の間と仏壇に線香をあげ、家の年長者が初水(はちみじぃ)と言って右上の茶碗の水を三度、一年の健康を祈りながら、家族一人ひとりの額に付けます。

子供の頃は祖母が、祖母亡き後は父が、父亡き後は母が初水を家族に付けています。

子供の頃は、川の水を汲んできていましたが、今は水道水です。

四方拝が済むと、女性陣は料理にかかり、男は門中(むんちゅう/一族の集まり))の新年会に向かいます。

我が家のひんぷん(門)です。
新年の行事・四方拝



玄関から見たかすかに見えるふるさとの海です。
新年の行事・四方拝



皆様にとって、平成23年という年が、良い年になるようにお祈り致します。


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Posted by ゆかり号 at 14:56 │沖縄の年中行事