2016年04月19日

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-

例年なら清明(シーミー)入りの最初の日曜日が妻の方の清明(シーミー)で翌週が私の実家の清明(シーミー)でしたが、

今年は、妻の方に不幸があり、清明が中止。

私の方は、母が亡くなったため墓参りはせず、仏壇にお供え物をするだけとなりました。

日曜日は、朝から雷鳴轟く大雨となりましたが、実家に行く昼には太陽が顔を覗かせていました。

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-



清明の前に人が亡くなった門中は、清明そのものを中止するというところもあるようですが、うちの門中は大所帯なため、亡くなった人のいる家庭だけが仏壇にお供え物をし、その他の家庭は例年通り門中墓にお供え物を持参し、酒(泡盛)を捧げ線香をあげます。

仏壇にお供えをするだけとは言っても、準備は土曜日からしないと間に合いません。

今年の料理は、ごぼう、昆布、揚げ豆腐、三枚肉、チキン5品

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-



御三味(うさんみ)と呼ばれる重箱料理は、諸説ありますが、天と地と海の恵みを料理にするもので、鳥、豚、魚が代表格です。

しかし、重箱に鶏肉を入れるところは少ないですね。

一般的には煮物や揚げ物を詰めるもので、豚の三枚肉、揚げ豆腐、ターウム、かまぼこ、魚の天ぷら、昆布、ごぼう7品が主流でしょうか。

御三味は、奇数(残された家族が争いをしないようにという意味で割れない数字にしています)と決められていますので、5品か7品か9品です。

7品で足りない時は、かまぼこを紅白の2種類にしたり、こんにゃくを入れて9品にします。

フライドチキンが好きだった母のために今回は魚の天ぷらを市販のチキンに変えました(*^_^*)!!

重箱料理の他には、母の得意だった稲荷ずしを作りました。

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-



酢飯を作り、刻んだたくあんごまを混ぜて揚げに詰め込みます。

子供の運動会用に使っていたランチボックスに詰めて実家に運びました。

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-



他には、大豆の煮物ポテトサラダも作りました。

お昼に間に合わせてお供えし、ウサンデーして家族で食べました。

お供え物を下げることをウサンデーと言いますが、この語源は「御賛礼(うさんれい)」から来ていると先の法事でお坊さんから教えて頂きました。

先祖を褒め称えながらお供え物を下げるというのです。

★沖縄の年中行事’16-清明(シーミー)!-



まだまだ母から教えを乞わないといけないことは多かったのですが、これからは自分達で学び、調べ、子供たちに伝えていかないといけないのです。

伝えることの大切さと責任の重さを実感する今日この頃です!!



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Posted by ゆかり号 at 05:17│Comments(0)沖縄の年中行事
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